久しぶりに前職の会社のY社長からお電話を頂いた。

自分にとっては、社会人１年生時代からの上司がこのY氏。
当時、私は福岡県北九州市にあった（今はもう面影もない...> <...）スペースワールドという会社に新卒で入社した。

当時からY氏は「アイデアマンで、プレゼンが上手く、ハートの熱い、周りに自然と人が集まってくる兄貴分的な存在」。スペースワールド入社から約10年間の在職中、彼は私の上司であり、先輩であり、目標だった。とにかく、ありとあらゆる事を吸収するために奴隷のように労働した（笑）。Y氏からは主にソフト面の「進行、制作、脚本、演出....」を学び、もう１人の尊敬する上司K氏からは、「音響・照明・映像の基礎」を徹底的に学んだ。本当に今となっては感謝しかないぐらいに様々なことをお二人から学ばせて頂き、たくさんの予算を使わせて頂き、その全てが今の自分の根っこを創ってくれてる。

そして、入社から10年目目前、勇気を振り絞り、Y氏と数人の仲間と共にスペースワールドを退職。

新たな活躍の場を求めて、株式会社Tへ。

ここでも勿論、Y氏は私の上司であり、株式会社Tの実質的なCEO。全ての指針は彼から示された。休まずに働けた（笑）。想像以上に自分の能力が世の中で通用することに驚きと楽しさを感じた。大正解だった。

そこからは、ハウステンボス、ユニバーサルスタジオジャパンをはじめ、全国のイベントでY氏と共に暴れ回った。

「何でも出来る！」

「寝る時間が惜しい」

本気でそう感じた。
イベント業界でショー・イベントの演出・プロデュースの仕事をしつつ、当時、映像を創れる人間が社内に自分しかいなかったこともあり、その武器を活かせる業界を探していた。そこで出会ったのが「ブライダル業界」。想像以上にエンタメ的には時代遅れの業界だったこともあり「大きなチャンス」を感じた。様々な人との出会いがあり、そのお陰で、かなりの売上げと拡大を実現出来た。

その頃から徐々に「自分で会社をやりたい！」と強く思うようになり、少しずつ「その準備」を始めた。独立を決心したのは株式会社Tを辞める4年ほど前。4年も悩み、もがき、モタモタした。でも必要な時間だったんだと思う。

退職の際は、色々もめた部分もあったけど、Y氏からは「いつでも戻ってくりゃいい」と彼らしい優しい言葉をかけられた。だからこそ、

「絶対に戻らない。頼らない。」

とその時、自分に誓ったし、彼に言葉で伝えた記憶がある。株式会社ピークスマインドを立ち上げて10年目になるが、いまだに、株式会社Tを訪れたことは一度もない。それが自分なりのRule。有言実行。

そんな中で、久々にもらったY氏からの電話。30分以上も。「コロナのこと、会社のこと、業界のこと、バイクのこと、車のこと、、、、」たわいもない会話だったかもしれないけれど、なんだか彼から「やる気」を貰った気がする。

「尊敬する彼から尊敬されるような存在になりたい」

たぶん、それが「本音」なんだと確信した。だからこそ、彼との会話のお陰で「コロナぐらいで落ち込んでられるか。絶対にこのタイミングでもっともっと上に！」と「やる気」が出たんだと思う。感謝しかない。

今日もいい日だ！！